【東京のWEB制作者が解説】集客に強いホームページを作る7つのポイント

2025年1月24日

WEB研福永

中小企業の方から「うちもHPはあるけど放置状態…」って声をよく聞きます。
でも、少しポイントを押さえるだけで、ぐっと問い合わせ数が伸びます。

はじめに

近年、ビジネスにおいてホームページは単なる「会社案内」や「名刺代わり」ではなく、重要な集客チャネルへと変わりつつあります。しかし、「ホームページをつくってはみたけれど、思うように集客できない」「リニューアルしたいが、どこを改善すればいいか分からない」というお悩みを持つ中小企業の経営者やご担当者は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、「集客に強いホームページ」を制作・運用するために必要な7つの要素を解説します。これらを意識しながらホームページを作り込むことで、問い合わせ数アップや顧客獲得につながる可能性が高まります。ぜひ参考にしてみてください。

1.明確なコンセプトとターゲット設計

なぜコンセプトとターゲットが大事なのか？

集客力のあるホームページは、訪問者のニーズを的確に捉え、「このサイトは自分の問題を解決してくれる」と思わせる仕組みが大切です。そのためにはまず「コンセプト（どんな価値を提供するのか）」と、「明確なターゲット（誰に向けたサイトなのか）」を設定することが必須です。

具体例
- 「東京の中小企業向けに、売上アップにつながるwebマーケティング支援」をコンセプトとする
- ターゲットは「ITに詳しくないがネット集客に関心がある経営者」

コンセプトとターゲットが明確であればあるほど、ホームページ全体のデザイン・文章・導線設計に一貫性が生まれ、訪問者に安心感と信頼感を与えることができます。

2.分かりやすいサイト構造とデザイン

直感的に使いやすいUI/UXを目指す

集客に強いホームページを作る際には、見た目の美しさだけでなく、操作のしやすさ・情報の探しやすさが重要です。お客様が知りたい情報に最短でたどり着くようなサイト構造・導線設計を心がけましょう。

主なポイント
1. メニューの配置・名称：分かりやすい言葉で分類し、トップページに戻る導線も明示する
2. ページ階層の最適化：深すぎる階層は避け、ユーザーが最小限のクリックで目的の情報へ行けるようにする
3. 視線誘導を意識したデザイン：重要な情報・ボタンは目立たせる（色・配置・余白など）

ユーザビリティの高いサイトは、訪問者がストレスなくページを回遊し、離脱率を下げる効果があります。結果として、見込み客の問い合わせにつながる可能性が高まります。

3. スマートフォン対応（レスポンシブデザイン）

モバイルユーザーを取りこぼさない

現在、スマートフォンやタブレットからのアクセスがPCを上回るケースも珍しくありません。集客に強いホームページを作る上で、スマートフォン対応は必須と言えます。
レスポンシブデザイン（画面サイズに応じてレイアウトが最適化されるデザイン）を採用することで、ユーザーに快適な閲覧体験を提供できます。

スマホ対応がもたらすメリット
- 離脱率（直帰率）の低減
- Google検索アルゴリズムでの評価向上（モバイルフレンドリーが検索順位に影響）
- ユーザーの満足度向上→問い合わせに繋がりやすい

「スマホで見たときに文字が小さくて読めない」「ボタンが押しにくい」という状態は致命的です。必ずモバイル端末からもチェックをしましょう。

4. 高品質なコンテンツとSEO対策

ユーザーが求める情報を発信する

検索エンジンを通じて集客するには、検索ユーザーの疑問や悩みを解決する高品質なコンテンツが欠かせません。たとえば、「自社が提供するサービスのメリットだけを押し出す」だけではなく、ユーザー目線でのお役立ち情報や事例をしっかり掲載することが重要です。

具体的なコンテンツ例
- 成功事例や実績紹介
- お客様の声（口コミ・インタビュー）
- 業界特化のノウハウ記事
- 用語解説や困りごとの解決策

また、Google検索で上位表示を狙うための基本的なSEO対策も考慮しましょう。

基本的なSEOのポイント
1. タイトルや見出し（h1、h2など）に主要キーワードを含める
2. ページごとにメタディスクリプションを設定する
3. 画像の代替テキスト（alt属性）を正しく記載する
4. 被リンクを獲得しやすい魅力的なコンテンツを作る

独自性の高い役立つ情報を継続的に発信することで、検索エンジンにもユーザーにも評価されやすいサイトになります。

5. 分かりやすく魅力的なCTA（問い合わせ導線）

ユーザーをスムーズにアクションへ誘導する

ホームページにアクセスしたユーザーが気になったとき、すぐに問い合わせ・資料請求・予約などができる導線を用意していますか？

CTA（Call To Action）のポイント
1. ボタンやバナーなど、視認性が高いデザイン
2. 誘導文言が分かりやすく、かつ魅力的（例：「無料で相談する」「お気軽にお問い合わせください」など）
3. ページの適切な位置に配置（トップページ・サービス紹介ページ・ブログ記事下部など）

問い合わせフォームもできるだけ項目数を少なくし、ユーザーが抵抗なく入力・送信できる工夫が大切です。可能であれば電話番号をクリックするだけで発信できる形にするなど、レスポンスを取りやすい設計も取り入れましょう。

6. ページ表示速度の最適化

ストレスフリーな閲覧体験が離脱を防ぐ

ページの読み込み速度が遅いサイトは、ユーザーの離脱率が高くなり、せっかくの見込み客を失ってしまう可能性があります。また、Googleはページ速度も検索順位の要因の一つとして考慮しているため、集客力向上のためにも高速化は必須です。

ページ表示を高速化するポイント
1. 画像のサイズを適切に圧縮・リサイズする
2. 不要なプラグインやスクリプトを削除する
3. キャッシュを活用する
4. レンダリングを妨げるリソースを圧縮・遅延読み込みする

表示速度を測定できるPageSpeed Insightsなどのツールを活用し、定期的に改善を行いましょう。

7. 運用と分析の仕組みづくり

ホームページは作って終わりではない

本当に集客に強いホームページにするためには、運用と分析が欠かせません。 一度公開したら終わりではなく、データを見ながら改善を繰り返し行うことが重要です。

運用・分析の具体的なポイント
1. アクセス解析ツール（Google AnalyticsやSearch Consoleなど）の導入
2. ユーザーがどのページをよく見ているか、どのキーワードで流入しているかを把握
3. CVR（コンバージョン率）を高めるために、CTA配置やフォームの改善を継続的に実施
4. ブログやニュースなどで定期的に新しいコンテンツを追加し、検索エンジンからの評価を高める

「現状把握→課題発見→改善策立案→実施」のサイクルを何度も回すことで、長期的な集客効果を得られます。