ごくマレにですが、ネットで拾った画像をそのまま写真素材としてご提供するお客様もいらっしゃいます。
その際は著作権や肖像権が絡むので注意点をご説明しております。
制作現場でも素材探しはかなり気を使います。
ついうっかりNG素材を使ってしまうと後々トラブルになるのでこの記事は要チェックです!
はじめに
東京でWEB制作を行っている福永です。中小企業のみなさまから「ホームページをリニューアルしたい」「新しくホームページを作りたい」「WEBで集客したい」というご相談をよくいただきます。
ホームページ制作やリニューアルの際に「画像や動画をどう使ったらいいのか」迷うことはありませんか?
特に著作権を意識せずにネットで見つけたものを流用してしまうと、著作権トラブルにつながる危険性があります。最悪の場合、損害賠償や法的措置をとられてしまう可能性もあるため、注意が必要です。
本記事では、ホームページ上で使用する画像・動画の著作権を守るための正しいルールを解説します。
具体的な例も紹介しますので、リスクなく安心して運用できるホームページに仕上げましょう。
著作権とは何か?
著作権は、著作物(音楽、文章、写真、動画など)を創作した人(著作者)が持つ権利です。
- 著作者: 作品を作った人(撮影者、クリエイターなど)
- 著作物: オリジナルの創作物すべてが該当
著作権の中には「複製権」「公衆送信権」など複数の権利が含まれます。ホームページに画像や動画を掲載する行為は、一般的に「公衆送信」にあたるため、著作権者の許可なく勝手に利用すると著作権侵害になり得ます。
画像や動画における著作権トラブルの典型例
1. ネットで拾った画像を無断使用
ブログやSNSで見つけた画像を、本人に無断で転載してしまうパターン。身近で起きがちですが、著作権者に申告されれば損害賠償請求が来る可能性もあります。
2. 画像素材サイトの利用規約を誤解
「フリー素材サイトなら何でも使える」と思い込み、実は商用利用不可だったケース。
利用規約を読み飛ばしてしまい、後から「契約違反」と指摘されるケースも見受けられます。
3. 動画の無断転載
YouTubeからダウンロードして自分のサイトにアップロードする行為。
YouTubeには動画の共有機能(埋め込み)が用意されていますが、それを使わずに勝手にダウンロードしてアップロードすると著作権侵害となるおそれがあります。
安全な画像・動画の入手・利用方法
1. 自分で撮影・制作する
最も確実なのは、自分または自社で撮影した写真・動画を使用することです。著作権は撮影者にありますので、基本的にトラブルは起こりません。ただし、被写体に人物が映り込んでいる場合は「肖像権」や「パブリシティ権」にも注意が必要です。
2. フリー素材(無料・有料)を活用する
- PixabayやPexelsなどのフリー素材サイトを利用
- Adobe StockやShutterstockなどの有料ストックフォトサイトを利用
ただし、利用規約をしっかり読み込んで「商用利用可」か「クレジット表記が必要」かなど、使用条件を確認しましょう。
3. クリエイティブ・コモンズライセンスを確認
一部、クリエイティブ・コモンズ(CC)ライセンスで提供されている画像や動画は、特定の条件(クレジット表記、改変禁止など)を守れば自由に使える場合があります。ただし、ライセンスの種類が複数あるため、事前に確認が必要です。
4. YouTubeの埋め込み機能を正しく使う
YouTubeの埋め込みリンクを使えば、動画を直接ダウンロードせずに自分のサイトで視聴させることができます。埋め込みコードでの動画プレーヤー表示は著作権侵害に当たらないとされています。ただし、アップロード者が著作権違反をしている場合は、動画そのものが削除されるリスクもあるので注意が必要です。
使用ルールを守れないとどうなる?リスクと事例
1. 法的措置・損害賠償の可能性
著作権侵害で裁判を起こされると、高額な賠償金が発生する可能性があります。著作物の利用規模や悪質性により金額は変動しますが、企業の信用問題にも直結するため、特に中小企業は気をつけたいポイントです。
2. 信用失墜と風評被害
ネット上ではすぐに情報が広がります。「あの会社は無断使用している」という評判が立てば、会社のイメージダウンにつながり、売上や取引にも影響します。
具体例:こうすれば安心!正しい画像・動画利用方法
例1. お客様の店舗外観写真を撮影して利用
- 手順: 事前にお客様に許可を取り、撮影・使用の同意を得る。
- ポイント: 肖像が写りこまないように注意する。人物が映る場合は同意を得る。
例2. フリー素材サイトの写真を活用
- 手順: Pixabayで「商用利用可能」「帰属表示不要」の条件の写真をダウンロード → ホームページのメインビジュアルに使用
- ポイント: ダウンロード先URLとライセンス内容を記録しておく。万が一の問い合わせに備えられる。
例3. イメージ動画をYouTube埋め込みで使用
- 手順: 商品紹介と相性の良い公式動画がYouTubeにあれば、その埋め込みコードを自サイトに貼り付ける。
- ポイント: ダウンロードして自分のサーバーにアップロードしない。著作権を尊重した公式な使い方をする。
例4. SNS投稿のスクリーンショットの扱い
- 手順: SNS投稿は著作権・肖像権に注意。必ず投稿者に「転載の許可」を得る。
- ポイント: 場合によっては公式の埋め込み機能やリンクを使用し、無断でのスクリーンショット掲載は避ける。
まとめ
ホームページに画像や動画を掲載する際は、著作権の確認とルール遵守が必須です。無断使用による著作権侵害は、法的リスクだけでなく企業の信頼を大きく損ねる原因にもなります。
- 自分で撮影・制作したものを使う
- フリー素材のライセンス確認
- 埋め込み機能の活用
これらを徹底することで、安心してホームページを運用できます。
WEB研では企業の信頼を高め、安心して運営できるホームページづくりを全力でサポートいたします。
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